東北の医学生や研修医からマスクの支援 米国日本人医師会がNY市コロナ感染のフロントラインに寄贈

福島県立医科大学の大学院生である竹口優三医師がリードして、同大学の医学生や東北地方の研修医、大学教員らがコロナ感染の中心地となったNYCの医療現場を助けようと募金活動をし、200万円相当の医療マスクを購入、米国日本人医師会(JMSA)に託した。

そのうち、7000枚以上のマスクをCommunity Healthcare Network (CHN)に寄贈した。CHNは14ヶ所のクリニックにて医療保険を持てない人々などに無償で総合的な医療を提供している。CHNのメディカルダイレクターで、JMSA理事の金原聡子医師は、NYCの中でもコロナ感染が最も重篤化した恵まれない人々へのケアに役立つと言う。

Coney Island, Kings County and Downstate Hospitalなどでコロナ病棟に医療ボランティアしたJMSAの理事の遊馬吉右衛門医師は、これらの病院で勤める研修医たちに500枚以上のN95のマスクを配った。更にこれからマンハッタン北端にある老人ホームイザベラハウスにもマスクを寄贈する予定。

JMSAは東日本大震災以来、9/11-3/11の交流や東北研修医短期留学プログラムを毎年継続しているが、コロナ感染でまた更に東北とNYの絆が深まったとJMSA会長の柳澤貴裕医師は言う。

Coney Residents with N95s
Dr. Kanahara at South Bronx CHN clinic 
Dr. Yanagisawa with Ray, for CHN pickup